合説ブース装飾ツール

Recruiting tools

求めているのは美しさではない

学生の気を惹き自社に呼び込むこと

今でも価値ある リアル合同説明会

新型コロナウイルス蔓延後、採用活動のオンライン化が急速に進み、実地で行われるリアル合説に足を運ばないまま就活を終える学生も各段に増えました。スカウト型の就活サイトも増え「自分は選ばれた人間だ」という承認欲を持ち、ある程度の自尊心のある学生はこぞってマイページを作りそっちに流れました。その結果、時と場所を超えての就職活動が行われ、生まれ育った地域から飛び立っていく学生も増えました。

しかし、数は減ったとは言え、リアル合説に全く学生が参加しないという事態にはなっていません。一定数、地場で、そしてリアルな接触のなかで就職先を選びたいという学生がいます。そして、リアル合説に参加している学生は、ふと目に留まったこれまで知らなかった会社にも興味を持ちやすいことが多い。だから数は減ったとは言え、リアル合説には価値があります。

しかしブースを派手にするだけでは学生は集まらない現実

展示会ほどブースを華美に彩ることができれば、少し話は違ってくるかもしれませんが、学生向けの採用合説には規制が多く、できる装飾は限られます。そしてここ数年でどこの会社もブースデザインに力を入れ、たくさんのぼりをつけても「なんか派手だな」くらいにしか思われない。周囲に埋もれてしまうということが起きています。

もっと言うと、ブースすごい!と座ってくれてもその後の単独説明会に参加してくれないとブース装飾に力を入れた甲斐がありません。



大切なのは次につながること

ブースに足を運んだきっかけは「ブースがすごかった」「担当者の人が良い感じだった」「なんか上手いコト座らされた」と、なんでも良いですが、20分なり30分なりの話を聞いたあとで「単独説明会(もしくは選考会)に参加したい!」と思ってもらうことが合説プレゼンの成功です。まだこの時点では絶対にこの企業に入社をしたい!と思ってくれるほど関係を築くのは理想ですが困難なので、もっと軽く「なんか気になる」というレベルが狙いどころです。その時にブースデザインを起承転結の「起」として描かれたストーリーがあると、人は頭にできた隙間を埋めたいという欲求が芽生え、続きを知りたいとなることがあります。


ストーリーを組んだ合説ブース装飾の事例

●アサゴエ工業様の事例(鉄工業)

▪タイトル

「世界一の仕事に触れてみないか?」

 

▪ブースのコンセプト

「鋳造(ちゅうぞう:砂の型に熱して溶かした金属を流し込み部品を成型する技術)は自然物である鉄に魔法をほどこし、文明を創り上げる技術」

ビッグバンから宇宙が創られたというところから、宇宙空間をベースにして、夢見る少年が魔法を手にして地球の文明ができているということをブースデザインに込めました。

 

▪次のステップにつながる仕掛け

実際に1500度に熱され、溶けて白光りする鉄が砂型に流し込まれる様子を見ると惹きこまれる人が多くいたため、それを間近で見てもらえるにはどうしたらいいか?を考えました。ただ単純に工場見学で呼ぶのは面白みに欠けるため、参加者が実際に砂型をつくり、そこに溶けた鉄を流し込み、世界で一つだけの鉄のフライパンを手作りし、それをプレゼントする体験会を企画しました。

世界観に合わせて、その体験会は「ものづくり体験会」とせずに、「錬金体験会カグツチ」としています。カグツチは日本の神話に登場するヒノカグツチという火の神からつけました。就活だけれど遊び心があり、面白そう。そうやって次のステップに進みたいと思ってもらう仕掛けです。

 

▪納品したもの

タペストリー7枚(2種類が2枚ずつの全5種類7枚)

椅子カバー12枚

机カバー1枚

●西日本アチューマットクリーン様の事例(産業廃棄物の収集、処理業)

▪タイトル

Doctor for The Earth -地球のお医者さん-

 

▪ブースのコンセプト

世の中には地球から資源を借りて社会に行き渡らせる動脈のような働きをする産業がある一方で、使い終わって不要になったものを地球に還す静脈のような働きをする産業がないと地球は循環しない。地球のお医者さんとして、これからも美しい地球を後世に残す仕事であることをブースデザインに込めました。

 

▪次のステップにつながる仕掛け

仕事選びの軸として、志の高い仕事(国境なき医師団等)と、収入の高い仕事があるとして、実は地球のお医者さんは両方の軸を追求できる珍しい仕事であるということをメッセージして、単独説明会では、なぜ?今静脈産業がそんなに求められているのか?このままだと地球はどうなってしまうのか?を知ることができる会と説明をしました。その後学生がどの進路に進もうとも、この地球に生きる人として、知っておいた方がいいことであり、その上で地球のお医者さんの仕事に興味を持ってくれたら選考を受けて欲しいというつながりを設計しました。

 

▪納品したもの

タペストリー5枚(左右は同じものなので4種5枚)

机カバー1枚

椅子カバー12枚

カーペット91cm幅9m(市販の防炎パンチカーペット)

●岡山ネジ製作所様の事例(金属加工業)

▪タイトル

入社したら 会社が生まれ変わったんだが!?

 

▪ブースのコンセプト

当時流行った「転生したらスライムだった件(通称:転スラ)」のニュアンスを取り入れて、実際の工場の背景に、実際に使う道具や部品をレアアイテムのように配置し、それは一体どういう意味なのか?と気にさせるというブースデザインにしています。

 

▪次のステップにつながる仕掛け

その時すぐにというわけではありませんでしたが、経営者が経営者の娘婿を後継者として、会社の形をガラリと変えていくことが未来に想定できる状況でした。そのため、会社の現在の強みをユニークスキル【実現者(ツクリダスモノ)】、今後強みにしていきたい能力をユニークスキル【統制者(トトノエルモノ)】と定め、B-RPG(ビジネス・ロールプレイングゲーム)によって、会社説明会を実施するとメッセージしました。ゲーム感覚で進む選考会を楽しみにしてくれる学生の心をくすぐる仕掛けです。ゲーム感覚で会社の未来を疑似体験した学生が「自分、統制者(トトノエルモノ)を身に着けて仕事をする未来興味あるかも」と思ってくれたら選考会に進んでくれました。

 

▪納品したもの

タペストリー5枚(5種5枚)

机カバー1枚

椅子カバー12枚

フロアシート91cm幅12m(市販のクッションフロアシート)


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